メディチ家の歴代コレクションが積み重なったこのウフィツィ美術館は、1591年から部分的に公開されてきた、ヨーロッパ最古級の近代美術館です。2,500点を超える収蔵品の中心はイタリア・ルネサンス絵画で、ボッティチェッリの『ヴィーナスの誕生』やレオナルド、ミケランジェロ、ラッファエッロの作品が並びます。行政機関を集めた「ウフィツィ」という建物自体が、もともとメディチ家の事務所として建てられたものです。
音声ガイド フィレンツェ
Tella は地球上のあらゆる場所の無料音声ガイドです。フィレンツェで物語を語る価値のある30か所をご紹介します。地図で開いて日本語で聴くか、Android アプリを持って散歩に出れば、通りかかった場所を語ってくれます。

物語のある場所

サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂
フィレンツェ大聖堂
フィリッポ・ブルネレスキが、この建物の巨大なドームを築くために発明した方法は、建築の歴史を変えた。八角形のクーポラは直径四十五メートル、当時としては世界最大で、彼は足場を組まずに、石を魚骨模様に積み上げる独自の工法を考案した。一四三六年に完成したこのドームは、以来ずっとサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂の象徴であり、フィレンツェの街のどこからでもその輪郭が見える。

ヴェッキオ橋
イタリアの橋
1944年、フィレンツェの橋が次々と爆破されるなか、ヴェッキオ橋だけが残された。撤退するドイツ軍がこの中世の橋を壊さなかったのは、あまりの美しさにためらったからだと言われている。橋の上にぎっしり並ぶ宝飾店の頭上には、メディチ家が建てさせた「ヴァザーリの回廊」が隠れている。支配者たちはこの秘密の通路を通って、アルノ川の対岸へ一度も地上に降りずに移動できた。設計したジョルジョ・ヴァザーリは、わずか5か月で全長1キロの回廊を完成させたという。
Photo: Ingo Mehling · CC BY-SA 4.0

ヴェッキオ宮殿
palace in Florence, Italy
フィレンツェのヴェッキオ宮殿は、1299年から建ち続ける市庁舎で、今も市長が執務する現役の政治の場です。アルノルフォ・ディ・カンビオが設計し、完成当時はフィレンツェ共和国の権力の象徴でした。内部の「五百人大広間」は、ミケランジェロとレオナルド・ダ・ヴィンチが壁画競作を繰り広げた場所として知られています。シニョリーア広場に面するこの宮殿は、塔の高さ94メートルから街全体を見渡すことができます。

サンタ・マリア・ノヴェッラ教会
church in Florence, Italy
サンタ・マリア・ノヴェッラ教会の正面ファサードを飾る幾何学模様は、レオン・バッティスタ・アルベルティが数学的な比例に基づいて完成させたデザインだ。文字や楽譜にも見えるその模様は、当時のフィレンツェで建築と音楽、数学がいかに深く結びついていたかを物語っている。教会内部にはマサッチオの「聖三位一体」があり、遠近法を初めて本格的に用いた壁画として西洋絵画の転換点となった。また、ガリレオが地動説を唱えるきっかけとなった場所でもある。
Photo: Armin Kleiner · CC BY-SA 4.0

ラウレンツィアーナ図書館
library in Florence, Italy
Photo: No machine-readable author provided. Richardfabi~commonswiki assumed (based on… · Public domain

シニョリーア広場
フィレンツェの広場
ヴェッキオ宮殿の入口に立つダビデ像は、実は複製品です。本物は1873年にアカデミア美術館へ移されました。広場に置かれた当時、ダビデは市政の象徴として共和国の力を示していました。隣のロッジア・デイ・ランツィには、チェッリーニの「ペルセウス」やジャンボローニャの「サビニの女たちの略奪」など、ルネサンス彫刻の傑作が屋外に並んでいます。この広場はフィレンツェ共和国の政治の中心地であり、今も市庁舎として機能するヴェッキオ宮殿がその権威を保ち続けています。
Photo: Zolli · CC BY-SA 3.0

ロッジア・ディ・ランツィ
フィレンツェにある建物
ランツィの回廊は、もともとフィレンツェ共和国の公的な式典のために建てられた。1376年から1382年にかけて、幅広いアーチが通りに開かれたこの空間で、ゴンファロニエーレの就任式や市民集会が開かれた。重々しいヴェッキオ宮殿の隣にありながら、屋根だけの開け放たれた構造は、いまでは古代とルネサンスの野外彫刻展示場になっている。チェッリーニの「ペルセウス」やジャンボローニャの「サビニの女たちの略奪」が、通行人からすぐの距離に立つ。ミケランジェロはこのアーチの形を気に入り、シニョリーア広場全体をこれで囲むことを提案したほどだ。

オルサンミケーレ聖堂
church and municipal building in Florence, Italy
オルサンミケーレ聖堂は、もともと穀物市場と倉庫だった建物が教会へと姿を変えた、フィレンツェでも特異な場所です。外壁を囲む龕には、当時の主要ギルドが競うように寄進した守護聖人の彫像が立ち並び、ギベルティやドナテッロら初期ルネサンスの傑作を間近に見られます。中でもオルカーニャ作の幕屋は、イタリア・ゴシック彫刻の頂点と称されるものです。
Photo: user:Sailko · CC BY 3.0

サンティッシマ・アンヌンツィアータ聖堂
Roman Catholic minor basilica in Florence, Italy
Photo: Max_Ryazanov · CC BY-SA 3.0

ブランカッチ聖堂
chapel in the Church of Santa Maria del Carmine in Florence, Italy
Photo: Masaccio · Public domain
物語は公開されている地図と百科事典のデータから AI が書いたもので、誤りを含むことがあります。